Slack(スラック)とは
数あるビジネスチャットツールの中で、利用者数が全世界で最も多いサービスです。チャットはコミュニケーションを円滑にする非常に便利なツールですが、重要メッセージを見逃しやすいという難点もあります。Slack には、そのようにならないよう、様々な機能が備わっています。また多様なアプリケーションとの連携できることも大きな特徴です。Slack と連携しておけば、複数のサービスを確認しにいく必要がなく、全てSlackで管理することができます。サービスの全体像は、こちらの記事 でご紹介しています。Slack をこれから利用することを検討している人は、先に読んでみてください。
登録方法
ワークスペースの作成
Slack (スラック) の Webサイト にアクセスします。①か②の「ワークスペースを新規作成する」をクリックしてください。どちらでも構いません。Slack では、個人のアカウント作成前に「ワークスペース」という、チャットを行う「場所」を準備します。
※Slack のワークスペースに「招待された人」は、次の見出しに進んでください。
※Slack のワークスペースに「招待された人」は、次の見出しに進んでください。
まずはメールアドレスを登録します。①に登録するメールアドレスを入力してください。登録は Gmail などのフリーアドレスでも可能です。入力できたら、②の「次へ」をクリックしてください。
画面が切り替わり、入力したメールアドレスの確認を促す画面が表示されます。メールの受信ボックスを確認してください。
6桁の確認コードが記載されたメールが Slack から届いています。この数字をコピーして、先ほどの確認画面に入力してください。入力が完了すると、自動的に画面が切り替わります。
6桁の数字を入力すると、自動的に以下の画面に切り替わります。①にワークスペースの名前を入力してください。「例」が表示されていますが、「会社」や「部署」などの単位での利用が推奨されています。
登録後にも変更できるので、この時点で決定していなくとも問題ありません。その場合は仮で入力しておき、次に進んでください。入力が完了したら、②をクリックしてください。
チャンネルの作成
次にチャンネルを作成します。チャンネルはワークスペース内に作成する、チャットの「テーマ」のようなイメージです。チャンネルは後で削除、名称変更できるので、一旦仮で作成しても構いません。
最後に、ワークスペースへの招待画面に切り替わります。Slack の招待の方法は、大きく2つあります。
1つ目が、①の指定のメールアドレスへ、Slack から招待メールを送る方法です。ここにメールアドレスを入力すると、下の「チームメンバーを追加する」が緑色に変わり、クリックできるようになります。クリックすると、入力したメールアドレスにワークスペース参加の招待メールが届きます。
2つ目が、②のワークスペース参加用のリンクをコピーして、任意の手段で招待する人に送る方法です。②をクリックすると、リンクがコピーされた状態になります。それを招待したい人に共有してアクセスしてもらってください。この方法であれば、相手のメールアドレスを知らなくても招待することができます。
この登録時点で招待が必須ではありません。①と②を飛ばして、③の「後で」でこのタイミングでの登録をスキップしても問題ありません。
メンバーの登録が完了すると、作成したワークスペース、チャンネルに入った状態になります。この段階で、ワークスペースの準備は完了です。初期設定の最後に、追加で情報を入力します。①をクリックしてください。情報の編集画面が立ち上がります。
Step1 で、Slack 上に表示させる名前と、このワークスペースにサインインするためのパスワードを設定してください。Step2 で、ワークスペースの名前と、ワークスペースの URL を入力します。
Slack に招待された人の参加手順
メールアドレスの認証
ワークスペースに招待されると、メールが届きます。①をクリックすると、ワークスペースにサインインするためのアカウントの作成画面が開きます。
表示名とパスワードの設定
アカウントへのログイン情報を入力します。「氏名」と「パスワード」を入力してください。入力すると、「アカウントを作成する」ボタンが緑色に変わり、クリックできるようになります。
利用開始前の準備
ワークスペースに入ると、早速参加者とコミュニケーションがとれるようになっています。まずは基本情報の設定をしましょう。最初にログインをしたタイミングで、チュートリアルが表示され、写真や通知などの設定ができますが、ここでは通常の変更方法で説明します。
設定変更場所
ワークスペース内左上に「ワークスペース名」「表示名」が固定表示されています。この赤枠で囲っている部分をクリックしてください。メニューが開きます。
メニューが表示されたら、①の「プロフィール&アカウント」をクリックしてください。右側から「ワークスペースディレクトリ」が表示されます。②の「プロフィールを編集」を押すと、情報が編集できます。
編集可能な項目は以下の通りです。全て入力しなくとも問題はありません。表示されるプロフィールは、ここで入力した情報と、登録時に設定したメールアドレスが確認できるようになっています。
表示名とは、メッセージを送信する際に表示される名前です。所属するワークスペースのルールにもよりますが、一般的にはニックネームなど、氏名以外の呼び名を入力します。表示名が入力されていない場合には、氏名が表示されます。
デスクトップアプリのダウンロード
Slack は Chrome や Safari といったブラウザからでも利用できますが、使い勝手の良い デスクトップアプリ のダウンロードをお勧めします。(画像は Mac 版)
デスクトップアプリを利用するメリットを簡単にご紹介します。まずは、起動が圧倒的に早くなります。ブラウザ版を利用していると、まずはブラウザを開き、その後にブックマークなどから Slack を選んで開きます。
デスクトップアプリとダウンロードしていると、①のように、ブラウザにアクセスしなくとも、直接 Slack を開くことができます。また新着の通知があった場合にも、Slack アイコンに印がつくので、開かなくとも新着メッセージが届いていることを確認できます。
複数のワークスペースを利用している場合も非常に便利です。②で表示されているように、ワークスペースの切替がワンクリックでできるようになります。
ダウンロードした後の利用方法は非常に簡単です。まずは Slack のサイト から、アプリで利用するワークスペース名を入力して、「続行する」をクリックします。
画面が切り替わると「Slack を開きますか?」とポップアップが表示されます。①をクリックすると、アプリに該当のワークスペースが追加され、利用できるようになります。
Slack の使い方
ここまで、Slack を利用開始するまでの手順をご案内してきました。ここからは、基本的な操作方法をご紹介します。
「チャンネル」と「ダイレクトメッセージ」
メッセージのやりとりをする場所は、①「チャンネル」と ②「ダイレクトメッセージ」の2つです。①のチャンネルは、テーマがあるコミュニティのようなイメージです。「#営業」や「#マーケティング」のような部署であったり、「#経費申請」「#A社提案」のようなものなど、定期的にコミュニケーションが発生するグループで利用します。
一方②ダイレクトメッセージは、チャンネルにするほどではない、一時的な連絡や複数名いる場では投稿し辛い私信での連絡で利用します。基本的には、ワークスペースに参加している人であれば、誰でも選んで連絡をすることができます。
チャンネルの作り方
メニューの「チャンネル」の文字の横にある①「+」をクリックします。
クリックすると、チャンネルの概要を入力するポップアップが表示されます。チャンネル名と、チャンネルの説明を記載してください。説明は任意ですが、チャンネルの招待された人が、参加してすぐにチャンネルの目的がわかるように、記載しておいたほうが良いでしょう。
「プライベートチャンネルにする」の設定は注意してください。チャンネルは、自分は参加しているメニューに表示されています。また、自分が参加しているかどうかに関わらず、全てのチャンネルは一覧で確認できるようになっています。
ですので、秘匿性が高い情報を扱うチャンネルの場合は、「プライベートチャンネル」に設定して作成してください。設定自体は、チャンネル作成後でもできるようになっています。
チャンネルを作成すると、次に参加者を招待します。これでチャンネルの作成は完了です。
チャンネルのメンバーは、チャンネル作成時ではなくても、後から各チャンネルから追加できるようになっています。
メッセージに関連する機能
メッセージの送信
まずはメッセージを送る「チャンネル」を選択します。画面下の①入力欄にメッセージを入力し、緑色の送信ボタンを押すと、チャンネルに投稿完了です。
特定の人向けにメッセージを送る場合は「@」をつけて宛先を選択してメッセージを送ることで、受信者に自分宛てのメッセージがあることを通知できます。
チャンネルに新着のメッセージがあると、通常はチャンネル名が太字になるだけですが、@で送られたメッセージが届いていると、チャンネル名の横に、赤丸の中に@がついた未読のメッセージ数が表示されます。
また、@がついたメッセージは、右上の「@」から一覧表示でさかのぼることができるようになっています。これにより自分宛のメッセージを確認しやすくなります。
スレッドでの返信
Slack の特長の一つに、スレッド機能があります。個別のメッセージに対して、返信先を特定してメッセージのやとりとを継続することができるようになっています。
このスレッド機能がない場合、以下のようなイメージで複数のトークテーマが入り混じります。そうなると、確認が必要なメッセージの見落としが起きるリスクも増加します。
スレッドで返信をすることで、該当のスレッドに新着メッセージがある場合には、メニューバーで返信があることが明示されます。
また過去のやりとりをさかのぼる際も、チャンネルを開いて探さなくても自分がコメントしたスレッド単位でメニューからアクセスすることができます。
「スター」と「ピン留め」
重要なメッセージをさかのぼる際、画面をスクロールしなくても、すぐにアクセスできるようにメッセージを保存することが可能です。
スター
スターは、個人で利用するメッセージの保存機能です。メッセージ単位でスターをつけることができ、スターをつけたメッセージを一覧で確認することができます。
右上の「☆」マークをクリックすると、スターをつけた一覧が表示されます。
ピン留め
スターが個人単位でメッセージを保存するのに対し、ピン留めはチャンネル参加者全員が確認することができるメッセージの保存方法です。
Slack 上にある「i」のマークをクリックすると、チャンネルの情報が表示されるようになっています。その中に「ピン留めアイテム」というメニューがあり、チャンネル参加者が設定したピン留めメッセージ一覧を確認することができます。
Slack の基本的な操作方法は以上です。この記事で紹介した手順の操作ができれば、基本的なコミュニケーションは問題ありません。