コミュニケーションプラットフォーム「Slido」とは
Slido は、コミュニケーションに特化したイベントサポートのツールです。イベント単位で「イベント名」「アクセス期間」「任意のID (以下 イベントコード)」を発行するだけで、オンライン上でコミュニケーションプラットフォームを作ることができます。Slido があることで、参加者は「人数が多い」「発言に手間がかかる」という悩みから解放されます。主催者は参加者にアンケートを送ったり、投票を促したりすることができます。反対に参加者は質問を投稿したり、感想書き込むことができ、双方向で活発なやりとりが期待できるようになるのです。
活用できるイベントは、オンライン・オフライン問いません。コミュニケーションに特化しているので、リアルのイベントはもちろん、各種配信サービスと柔軟に組み合わせられるのが最大のメリット。セミナーはもちろん、研修や Web会議など、参加者が多ければ多いほど威力を発揮するプラットフォームです。
Slido の一番の特長は、主催者・参加者双方が直感的に使える点です。アプリケーションのインストールや会員登録が不要なのも、嬉しいところ。参加者はパソコン 、タブレット、スマートフォンから、主催者が指定したURLにアクセスするか、発行された イベントコードを Slido の Web サイトに入力するだけで、すぐに利用できます。
主催者は、管理画面に用意された「Q&A」「投票」「アイディア」などのテーマにそってアンケートやクイズを準備しておけば、ワンクリックで参加者に共有できます。もちろん、参加者の回答結果も見やすいグラフ形式で即座に反映されます。イベント中でも、回答結果を其の場でフィードバックできるので、参加者の反応によって臨機応変なイベント運営が可能になります。
イベントを活性化する秘訣は?
参加者から多くの反応を得るためには、答えやすくかつ良質な設問を準備することはもちろん、反応しやすい仕組みも重要です。Slido なら、初めてでも迷わず使えて、使い勝手の良い機能が集約されています。
ログイン不要の匿名投稿
参加者は、前述の方法ですぐに参加・投稿が可能です。また、利用にあたって名前の登録はマストではありません。匿名で質問できるので、投稿のハードルが下がります。主催者側からすると、より多くの意見や回答の収集が期待できます。
Like or Dislike
参加者は、他の参加者のすべての投稿に対していいね(もしくは、よくないね)をつけることができます。この機能があることで、投稿内容の重複がある程度防げ、主催者は参加者の関心の高い質問を簡単に把握できます。
参加者同士がやりとりできるスレッド型のコメント機能
コメント機能を有効にすることで、投稿された質問に対して参加者がスレッド形式で自由に返信できます。一つの投稿を軸として、参加者の新たな反応やコメント、関心度合いを測定するのにも役立ちます。
イベント中でも作成・集計できるアンケート機能
アンケートの作成は非常にシンプルなので、イベント開催中に其の場で新しいアンケートを追加することもできます。もちろん、この結果もリアルタイムで公表できます。利用できるアンケートタイプは以下の通りです。
- ワードクラウド (回答頻度が高い単語を選び出し、その頻度に応じた大きさで複数のテキストを自動的に並べ、全体の意見を一目で可視化できる機能)
- クイズ(回答時間のタイマーを設定可能)
- 評価 (10段階まで設定可能)
- テキスト入力
- サーベイ形式 (複数のアンケートをグループ化し回答を収集) ※有料プランのみ
参加者の反応を定量的に可視化できる分析機能
分析画面では、すべての投稿結果を一覧で確認できます。また、 PDF または XLS ファイルでエクスポートできるだけでなく、イベントデータからインフォグラフィックを生成し、社内のメンバーや参加者にメールやソーシャルメディアを通じて共有することができます。そのほか、以下のようなデータも即座に集計できます。
- イベントで質問を多くした最もアクティブな参加者
- クイズの正解率の高い参加者とそのスコア
- 最も難しかったクイズとその正解率
さまざまな外部サービスに組み込める
Slido をさまざまなサービスに組み込んだり、逆に Slido にサービスを組み込んだりすることもできます。例えば、Ustream , YouTube , Vimeoなど主要なライブ配信サービスの iframe コードを埋め込めば、 Slido 画面上にそれらの動画プレイヤーを表示することができます。参加者は Slido 画面でライブ視聴しながら、同時に質問やアンケートの投稿ができるというわけです。
また、 Google スライドや Powerpoint のプレゼンテーションの中に直接Q&Aやアンケートを組み込むこともできます。複数のツールの画面を切り替える必要がないので、ストレスなくスムーズなイベント進行ができます。
連携可能なサービスは以下の通りです。
- Google スライド
- PowerPoint
- Slack
- ライブ配信サービス( Livestream , Ustream , YouTube , Vimeo )
- イベントアプリ( DoubleDutch , Guidebook , Eventbase , Attendify , CrowdCompass , Socio & Attendease )
Slido で作成したイベントを公開するまでの流れ
特別なアプリのインストールは必要ありません。パソコン、タブレット、スマートフォンのブラウザで管理画面にログインして簡単な設定を行うだけですぐにイベントを公開できます。
Step1: イベントを作成
イベント名、開始日、終了日、イベントコードを入力しイベントを作成します。 Q&A のみの利用であれば、これだけでイベント公開ができる状態になります。参加者がパソコン、タブレット、スマートフォンのいずれかのブラウザで Slido の Web サイト にアクセスして、主催者から共有されたイベントコードを入力するか、イベントURLにアクセスすると参加できます。
Step2: アンケート、クイズを作成
アンケートやクイズを追加する場合は、アンケート形式を選択しテンプレートに沿って項目を入力します。
Step3: アンケートやクイズを公開
アンケートやクイズ作成後、「 Activate poll 」をクリックするとイベントページに公開されます。
500名まで参加できる無料プラン
無料プランであっても、500名までイベントに参加することができます。制限される機能を確認のうえ、ぜひお試しください。無料プランで制限される主な機能は以下の通りです。
- イベントごとのアンケート数は3つまで
- イベントごとのクイズ数は1つまで
- 質問の公開承認機能は利用不可
- 質問へのコメント不可
- 質問やクイズへの画像設定不可
- 分析データのエクスポート不可
- プライバシーオプション (検索候補非表示の設定やパスコード認証など) の利用不可
Q&A のみの利用や、少ないアンケートやクイズで十分な場合は、無料プランでも問題なく利用することができるでしょう。もし無料プランでは機能が不十分だと感じた場合は、まずはイベント単位で利用できる「ワンタイムプラン」の契約からはじめてみるのもおすすめです。
まずは無料のアカウントでお試しください!
Slido はイベント主催者と参加者のコミュニケーションを活性化できるだけでなく、参加者のインサイトを知り、今後のイベントやコンテンツ作りに生かしたい貴重な情報を得られるサービスといえます。Slido 単体でも使えますし、普段利用しているライブ配信サービスやアプリケーションとの組み合わせも可能なので、負荷をかけることなくイベントに付加価値をつけることができます。次のイベントで、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。