名刺管理サービスの特徴的な機能

3つの主要無料名刺管理サービス
まず最初に、今回ご紹介する3つの名刺管理サービスSansan社の「Eight (エイト)」、Wantedly社の「Wantedly People (ウォンテッドリーピープル)」、LINE社の「myBridge (マイブリッジ)」の用途をそれぞれ説明します。本記事を読み進める上で、参考にしてください。
  • 社外とのやりとりが多い人 - Eight
  • 1枚の名刺を複数名で共有したい - myBridge
  • 自分1人で管理をしたい人 - Wantedly People

名刺管理サービス「Eight」はビジネス専用SNS

名刺管理サービスEight
「ビジネスのためのSNS」をうたうEightはSNS機能を備え、名刺を交換した相手と「つながる」ことが特徴。交換した名刺を管理するだけでなく、名刺登録先の会社に関するニュースをタイムラインに表示する機能や、メッセージ機能を備えています。なお、ニュースの提供メディアは日経新聞で、記事を読むためには日経IDでログインする必要があります。
つながりのある人の異動や昇進、転職など名刺情報がアップデートされた場合、変更情報を受け取ることができます。つながったユーザーとは、Eight上でメッセージ交換ができるので、普段連絡しない人でも、更新された内容をネタに、やりとりしやすくなるのではないでしょうか。
ただし、つながることができるのは、名刺登録した相手がEightユーザーである場合のみ。未登録の場合、名詞を登録してから相手を招待して登録してもらう必要があります。
Eight画面イメージ

LINEで名刺情報共有できる!「myBridge」

名刺管理サービスmyBridge
myBridgeには、保有した名刺情報を特定のユーザーと共有する「共有名刺帳」という機能があります。自分が作った名刺帳を共有することもできますし、他の人の名刺帳に招待してもらうことも可能です。Wantedly People でも単体の名刺を共有できますが、名刺帳ごと共有できるのがmyBridgeの特徴。名刺帳は、登録用のリンクをLINEやメールに送り、共有できます。この機能を使う手順は次の通りです。
  • 複数の名刺帳を作成する(同じ部署内、異なる部署内など、用途によって使い分けることができる)
  • 共有名刺帳内で、グループ分けする
  • グループごとにメールを送る(メールを送る際には、端末のメーラーが立ち上がる仕様)
無料の名刺管理サービスで、複数人で名刺情報を共有したい場合にはmyBridgeの利用をおすすめします。
myBridge

オンライン上で名刺の貸し借りが可能?!「Wantedly People」

名刺管理サービスWantedlyPeople
主要名刺管理サービスの中で、このWantedly Peopleが最もシンプルなサービスと言えるでしょう。一番の特徴は、一回の撮影で取り込める名刺の多さです。myBrigdeが1枚、Eightが4枚ですが、Wantedly Peopleでは10枚の取り込みが可能で、効率がいいでしょう
Wantedly Peopleのもう一つの特徴は、ユーザー同士であれば、オンライン上で名刺の「貸し借り」ができること。24時間の使用期限があるURLを発行、共有して名詞の情報をやりとりします。名刺情報は取り扱いには慎重を期したいもの。時間制限があるのはありがたいですね。
WantedolyPeople

まとめ

「名刺管理サービス」は基本的な機能は同じでも、サービスによってそれぞれ特徴が異なります。今回ご紹介した各サービスの特徴的な機能以外にも、名刺を取り込む精度、名刺を登録する方法、セキュリティなど、比較する観点は数多くあるでしょう。名刺管理サービスに関しては、名刺を取り込む方法の違いについて解説したこちらの記事もご覧ください。

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