会議の内容をちゃんと覚えてなくてもEvernoteがあれば大丈夫
先週の会議で見たホワイトボードの文字、あなたは思い出せるでしょうか。ここ一番というときに、あの時のホワイトボードの内容を取り出せたら…… そんな思いを実現するツール、「Evernote (エバーノート)」を使ったメモ検索術について紹介していきましょう。
会議はメモを取るのが仕事じゃない。記録はEvernoteに任せてOK
Evernoteのこの機能では、ホワイトボードの文字を写真に収めると同時に、撮影された写真内の文字を自動でテキストとして認識しており、この写真の文字も検索できるようになります。画像から認識されたテキストはEvernote内で「ノート」にまとめられます。
この機能を使えば、会議にホワイトボードに書かれた重要な部分は写真に残しておき、あとは集中して人の話に耳を傾けることができます。メモをとることだけに終始して、本当に大切なポイントを聞き逃すなんて失敗を防ぐのに役立ちます。
また、Evernoteに保存したノートのタイトルに会議名や日付などを入れておけば、あとから会議の内容を取り出すのも簡単です。
Evernoteで撮影した画像からテキスト変換→メモ検索を使うには?
今回は、スマートフォン版のEvernoteを使います。
会議や講演会で、ホワイトボードを撮影したくなったらEvernoteを起動しましょう。その上で写真撮影モードにし、普段写真を撮るのと同じように撮影します。Evernoteを起動した上で撮影するので、自動的にEvernoteの「ノート」に保存されます。
これで大方は完了。プラスアルファで、該当の「ノート」のタイトルを会議の日時や名前に変更しておくと、後々便利です。数日後に「あの時ホワイトボードになんて書いてあったっけ?」と思ったら、印象的なキーワードや日付 (タイトルを変更していれば、タイトルからも検索可能)を検索すれば、ホワイトボードの手書き文字であっても文字が認識されていればサーチの対象になります。
画像中のテキストを間違いなく自動認識されるための方法
紹介したEvernoteの、画像からのテキスト検索術は他に変わるサービスがないため、ユーザーから非常に高い評価を受けています。ただ、このツールを使うときに注意したいのが、撮影したホワイトボードの文字が自動抽出されにくいケースがあること。これを回避するために、撮影時に気をつけたいことは3つ。
- なるべく水平に同じ大きさで文字を書く
- 部屋を明るくして手振れのないように撮影する
- 大事な部分は水平の四角で囲む
Evernoteでは、写真撮影時にテキストの範囲を自動認識した緑色の四角い範囲設定が出現し、自動的にシャッターが押されます。緑色の範囲が出てもなかなか撮影されない場合は、テキストがうまく認識されていないので、アングルや撮影範囲を調整しましょう。また、詰まった文字列のある部分を撮影範囲内に収めると、比較的認識されやすいようです。
後日、会議の内容を取り出せる&共有も簡単!
Evernoteのこの機能を使えば、会議の後日に上司や同僚から「この間の会議の内容メモとってる?資料あれば嬉しいんだけど」と聞かれても安心! Evernoteで検索をかければ、素早く欲しい情報が取り出せます。さらに、この「ノート」のURLをメール等で送れば、簡単に共有することができます。
会議や公演の内容を全て手書きでメモを取ったり、パソコンのワードに打っていると、つい失くしてしまったりデータを紛失してしまったり。Evernoteで画像を撮影してメモがわりにしていれば、その心配もいりません。是非Evernoteをご活用ください!