スマートフォンを経由するGoogleドキュメントの音声入力の活用方法とは
Googleドキュメントの音声入力で議事録作成する方法でご説明したように、音声認識を活用すれば効率的に打ち合わせメモを作成できるようになりました。実際に会議などで音声認識を試してみたいという方のために、本記事では音声認識機能を中心にGoogleドキュメントの使い方を解説します。
スマートフォンで音声入力を行うことで、音声入力の対象が離れていてもリアルタイムでテキスト化しながら、同時にドキュメントの編集もできます。議事録作成以外にも、取材やインタビュー、営業職であればロープレや商談でも活用できるかもしれません。
連携手順
今回は、iPhoneやAndroidといったスマートフォンとパソコンを組み合わせることで、リアルタイムで音声入力しながら議事録作成する方法をご紹介します。
手順① アプリから新規ドキュメントの作成
スマートフォンにインストールしたGoogle ドキュメントのアプリを起動します。
画面右下にある「+(プラス)」ボタンをクリックして新規ドキュメントを作成し、名前をつけましょう。ファイル名は後からいくらでも変えられます。
手順② 作成したファイルのURLをパソコンに共有
新規作成したドキュメントファイルのURLをパソコンに共有します。新規ドキュメント画面の右上にある「・・・」をクリックしてメニューを開きます。
メニュー画面の「リンクをコピー」をクリックするとURLがコピーされますので、コピーしたリンクをパソコンで開きやすい方法で送信してください (メール、Slackなど)。
手順③ 音声入力の開始
スマートフォンから送信されたURLをパソコン側でクリックすることで、先ほど新規作成したファイルが開きます。
パソコン画面はそのままにして、今度はスマートフォン側で音声入力の準備を行います。先ほど作成したドキュメントファイルで文字入力画面を開きます(画面をタップすると下から出てきます)。
右下にある「マイク」ボタンをクリックすると、音声入力が開始されます。
- 音声入力開始
手順④ スマホで音声入力された文章をパソコンで編集
音声入力を開始すれば、スマートフォンのマイクを通じて自動的に会話がテキスト化されていきます。先ほど共有したパソコンにもリアルタイムに同期されていくので、音声入力された文章をパソコン側で編集すれば、打ち合わせと同時に議事録が作成できます。
現時点での音声入力精度では、句読点の入力や改行が自動的に行われません。メモならそのままでもいいですが、議事録のように参加者に共有する資料であれば、パソコン側で最低限の修正作業が必要となります(スマホでの修正は時間がかかるため、パソコン推奨)。
まとめ
スマートフォンでの音声入力は、パソコン側もインターネットの接続が必要 (モバイルでのテザリングでも可) 、複数人の声は拾うのが難しい、改行や句読点入力がされないなどいくつかの課題も存在しています。全ての作業をこのGoogleドキュメントの音声入力に頼ることは難しいですが、上手く活用ができれば、現在の負担を減らすことはできるかもしません。現在のドキュメント作成作業のうち、どの部分が音声入力で代替可能かを、一度振り返ってみてください。