専門知識不要!Webサイトが作成できるCMSサービス

Webサイト制作に関する知識やスキルなしで、デザイン性の高いサイトを作ることのできるCMS(Content Management System)サービスへの注目が高まっています。このサービスを利用するメリット、さらにHashikake編集部が厳選した8つのおすすめのサービスの特徴などをご紹介します。
CMSサービス テンプレート

無料のCMSサービスを利用して効率良いサイト運営を実現

Webサイト作成のCMSサービス
HTMLなどプログラミング言語の知識やスキルがなくてもクオリティの高いホームページを作成できるCMSサービスは、高機能を備えながら無料で利用できるものも数多く提供されています。
CMSサービスを利用する主なメリットは、

Webサイト作成・運営コストの削減

CMSサービスを使うと、専門的な知識がない初心者でも、簡単な操作を行うことでWebサイト作成ができます。これまで外部のWebエンジニアや制作会社に依頼していたサイト作成や更新などの費用を抑えることが可能になります。

サイトの更新頻度を増やすことが可能に

外部に委託することなく、自社内で簡単にサイトの更新作業が行えるため、必要な時にはすぐに対応が可能。最新の情報を発信していくことができます。

必要なのはインターネット環境と情報端末のみ

CMSサービスを利用するにあたり、アプリのインストールは不要です。インターネットへの接続環境とパソコンなどの情報端末さえあれば、いつでもどこでも作業できます。

デザインだけのリニューアルが容易

CMSサービスにはデザインテンプレートが用意されており、文字情報などのコンテンツと分離されています。 デザインだけを変更したい場合は、テンプレートを変更してコンテンツはそのまま利用できるため、すべてを作り直す必要がありません。
では次に、CMSサービスの基本機能とサービスごとの特徴を見ていきましょう。

CMSサービスの基本機能と各サービスの相違点

無料で使える機能の充実度を比較して、Hashikake編集部がおすすめするCMSサービスはこの8つ。
  • ペライチ
  • ジンドゥー
  • Strikingly
  • Wix
  • Ameba Ownd (アメーバ オウンド)
  • Weebly
  • Zoho Sites
  • Webnode
これらのサービスはいずれも、プログラミング言語をはじめ専門的な知識の有無に関係なく、簡単な操作でWebサイトの作成・運営ができます。アカウントを登録するだけですぐにサイト作成を開始できることも、全サービスに共通します。
スマホ最適化や情報セキュリティのためのSSL (インターネット上でデータを暗号化して送受信する仕組み)対応、各種SNSとの連携機能も上記全てのサービスに備わっています。さらに商用目的での利用も可能となっています。
もちろん、サービスごとに見ていくと無料利用の幅にそれぞれ違いがあります。早速、各サービスの特徴を確認してみましょう。

Webサイトに使用できるページ数

CMSサービス ページ数、容量、テンプレート数表
サービスごとに大きく違うのが、サイト内で増やすことのできるページ数です。
最近は1ページだけで作られたWebサイトが増える傾向にありますが、複数のページが必要なコンテンツを掲載する場合やページを新たに追加する予定のあるケースも少なくありません。
シングルページやページ数の少ないサイトの作成にはペライチやStrikingly (ストライキングリー)、ジンドゥが適しており、多めのページを作成する場合にはページ数制限のないWix (ウィックス)、 Weebly (ウィーブリー)、 Zoho Sites (ゾーホーサイト)、Webnode (ウェブノード)がおすすめです。

画像などを多く使用するサイトには容量無制限のサービスを

データ容量もサービスによって大きく異なります。 ペライチとZoho Sitesは無料プランでも容量は無制限。多くの画像や動画などを掲載するサイトでは容量に制限のないこのいずれかのサービス、あるいは容量が大きめなサービスを選択すべきでしょう。

デザイン性の高いテンプレートで見栄えの良いサイトを簡単に作成

サイトの目的や用途に応じたテンプレートのバリエーションも、各サービスによって異なります。テンプレートのラインナップの豊富さで言うと、500種を揃えるWixが他を圧倒しています。

独自ドメインを無料で使用できるサービスは?

CMSサービス 独自ドメイン比較
自社の公式サイトやオウンドメディア運営のためにWebサイトを設ける場合は、CMSサービスから付与されるドメインではなく独自ドメインを使いたいと思いますよね。そんなニーズに応えるのが、Ameba Ownd (アメーバ オウンド)、weebly、Zoho Siteです。これらのサービスでは無料で独自ドメインを使用することができます。
CMSサービス 独自ドメイン、広告、アクセス解析表

広告やサービスリンクを非表示にしたいなら

CMSサービス 独自ドメイン広告有料化
無料でCMSサービスを利用する際に事前チェックが必要ものの一つに、広告やサービスへのリンクの表示の有無があります。現在提供されているCMSサービスには、無料プランでも広告が表示されないものもあります。
Zoho Siteは広告もサービスへのリンクも表示されません。ペライチ、Strikingly、Webnodeは広告は表示されませんが、サービスへのリンクのみ表示あり。他のサービスは無料プランでは広告が表示されます。広告やフッターのサービスリンクを非表示にしたい場合にはZoho Siteがおすすめです。
※注 Zoho Siteの管理画面の表記は英語のみで日本語は記載されていません。

アクセス解析を実施できる無料サービス

Webサイトへのアクセス数やユーザーの訪問経路、サイトでのユーザー行動といったデータを分析するには、Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールを利用する必要があります。
Ameba Ownd、weebly、Zoho Siteの3つのサービスは無料でアクセス解析ツールとの連携が可能。サイトのアクセス解析を行う予定がある場合は、これらのサービスを選択しましょう。

有料プランへの切り替えで、さらに高機能なサービスが利用可能

無料で提供されているCMSサービスのページ数や容量などの制限を気にしたくない、より豊富な機能を使いたいという場合には、各サービスで設けられている有料プランへの切り替えを検討しましょう。
ここで紹介したサービスは、いずれも有料プランが用意されています。各プランの料金や機能などを確認し、ニーズに合ったプランを見つけてください。お試しサービスや返金保障を行っているサービスもあるので活用してみましょう。

Webサイトの用途や運営法に最適なサービスを選択

CMSサービス 簡単にサイトが作れた状況
CMSサービスそれぞれの特性や機能の違いなどをじっくりと比較・検討し、あなたの作成するWebサイトの目的や運用法に適したサービスを選んでください。